まさちん サブちゃんねる

映画を語ります

グリーンブック

どーもまさちんです。

 

だいぶ遅くなりましたが、

さて、今回は本年度のアカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞助演男優賞の3部門受賞したグリーンブックについて語っていきたいと思います。

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とりあえず、私は15年あたりから、毎年アカデミー作品賞を観賞してるんですが、
「スポットライト」2015年、「ムーンライト」2016年、「シェイプオブウォーター」2017年の作品賞を観賞してきてましたが、その中で一番良かったです。なので、熱く語っていこうと思います。

 

キーワード
・めっちゃいい話

・実話
・笑える
・泣ける
・人種差別
・フライドチキン

 

キャスト

まず監督はピーター・ファレリーです。 

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作品は、「ジム・キャリーはMr.ダマー」(94)「メリーに首ったけ」(98)「愛しのローズマリー」(01)などのラブコメ、Mr.ダマーシリーズは結構あるようです笑
あまり有名どころはないような感じで、一作品も観たこと無いのですが、パッケージを見ただけでコメディ映画と思えました。実際、グリーンブックの内容も素晴らしいですが、笑いのレベルも高かったです。今までのコメディ映画で培った力を発揮できたのではないでしょうか。受賞歴をみると、グリーンブックだけらしいので、今まで陽の目を見なかった監督のように思えました。

 

主役2人

ビゴ・モーテン(セントニー・“リップ”・バレロンガ役)

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あえてこの写真にしました笑 見て気づいた方はいるかもしれませんが、ロードオブザリングアラゴルンです。グリーンブックの彼は当時の面影が薄れ、結構恰幅のよいおっさんとなってます笑 ただ、それでもかっこよかったです。

デンマーク人の父親とアメリカ人の母親のもと米ニューヨークに生まれる。セントローレンス大学を卒業後、デンマークで職を転々としながら、詩や短編小説を執筆。1980年代前半にニューヨークの舞台で俳優として活動を始め、「刑事ジョン・ブック 目撃者」(85)の端役で映画デビューする。その後、ロサンゼルスに拠点を移し、「インディアン・ランナー」(91)や「G.I.ジェーン」(97)などに出演。ファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(01~03)のアラゴルン役で一躍有名になる。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(05)に続いて主演したデビッド・クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」(07)でアカデミー主演男優賞に初ノミネート。「はじまりへの旅」(16)で再び同賞の候補となった。俳優として活躍する一方で、自身の出版社を運営し、エッセイや写真集なども発表している。

出典元:ビゴ・モーテンセン - 映画.com

 

マハーシャラ・アリ(ドクター・ドナルド・シャーリー役)

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作品賞を観てきているので、この方は「ムーンライト」のドラッグディーラー役の印象が強かったです。その時も助演男優賞を受賞しておりますし、過去はドラマで活躍し、最近はアニメの声優と多彩な実力派男優と思えます。

1974年、米カリフォルニア州オークランド生まれ。本名はマハーシャラルハズバズ・アリ。ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・アーツで修士号を修得し、2000年代初頭からTVシリーズに多数出演。SFミステリー「4400 未知からの生還者」(04~07)やデビッド・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08)などを経て、政治ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(13~16)で演じたロビイストレミー・ダントン役で注目が高まり、16年にはエミー賞ゲスト俳優賞にノミネートされた。アカデミー作品賞受賞作「ムーンライト」(16)では主人公のよき理解者となるドラッグディーラー役で助演男優賞のオスカーを受賞、イスラム教徒の俳優として初のオスカーを手にした。その他の出演作にNetflixオリジナルドラマ「ルーク・ケイジ」(16)や映画「ドリーム」(16)など。「グリーンブック」(18)で演じた黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリー役で、自身2度目となるアカデミー助演男優賞を受賞した。

出典元:マハーシャラ・アリ - 映画.com

 

 

 

感想

黒人ドライバーのためのグリーン・ブック (The Negro Motorist Green Book または The Negro Traveler's Green Book) は人種隔離政策時代に自動車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されていた旅行ガイドブックである。書名は創刊者であるヴィクター・H・グリーンに由来し、「グリーンによる黒人ドライバーのためのガイドブック」というほどの意味になる。通常は単に Green Book と呼ばれた 出典元:黒人ドライバーのためのグリーン・ブック - Wikipedia


自分が観てきた映画の中でも10本、いや、5本の指に入るレベルで良かったですね。

実話に基づいた話で、「最強のふたり」という作品に似た構成ではありました。多分、「最強のふたり」好きな人はこの作品も好きです。


内容は、ザックリいうと、白人と黒人のおっさん2人の旅の物語です。

その中で、60年代アメリカにおける人種差別の描写があったり、色々な点で相反した二人のやり取りに笑いと感動があったりといった感じです😁

当初リップは黒人を嫌っていたと思いますが、ドクの才能と人間性によって、トニーの見方が変っていく様子がうかがえました。実話としても、リップは父親の影響も受け差別主義の人間であったようです。

ドクは北部では2倍稼げていただろうが、あえて黒人へのあたりが強めの南部で挑戦をしていました。同じ人間であり、人種は関係ないということを証明する為の挑戦だったと感じます。しかし、あれほどの仕打ちを受けながら、我慢し続けるドクを観てると胸くそ悪くなりますね。そんな黒人差別に対して、トニーは1回腹が立ってぶん殴ります。しかし、ドクは『手を出したら負け。品位を保つ事が勝利となる。』とかっこいいことを言います。ドクの品格を観てると、白人の方が野蛮人に思えてきました。ドクはこの時代の風潮を仕方なく受け入れていますが、彼の才能と人間性、つまりは中身から人として認めてくれることを願っているように感じました。

 

ドクが雨なの中車を飛び出し語るシーンは、それまで差別を我慢していた人間の渾身の訴えで思わず涙がこぼれそうになりました。‬

若干理解が難しい点はありそうですが、恐らく大半の人はいい話だったと感じるのではないでしょうか
特にラストシーンはグッときます😢

とにかく、これは名作でした!!